イギリスの花火大会:ガイフォークスナイト
サマータイムが終わりいよいよ冬の訪れを感じる頃、イギリスで毎年催される伝統的なイベント「ガイフォークスナイト」を知っていますか?
別名「ボンファイアナイト」とも呼ばれ、イギリス各地で11月5日前後に花火大会やかがり火を囲むイベントが行われています。
ガイフォークスナイトの起源
イギリスではハロウィンよりも大規模なイベントとなっているガイフォークスナイトですが、その起源は1605年に遡ります。
当時のイギリス国王はプロテスタントを信仰するジェームズ一世でしたが、カトリック教徒だったガイフォークスは仲間たちとともに国王の暗殺計画を企てました。議会の前日に国会議事堂の地下へ大量の爆薬を仕掛けたのですが、実行直前に逮捕され計画は未遂に終わります。
以来、イギリスではガイフォークスが逮捕された翌日の11月5日を「王の命を救った神への感謝の日」として祝うようになりました。当時はガイフォークスをかたどった人形を街中で引き回し、その人形をかがり火で燃やした後に花火を打ち上げて平和を祝うことが習慣となったそうです。
現在では宗教的な意味合いが弱まり、冬の風物詩として各地で花火大会が開催されています。
ロンドン近郊の人気イベント
毎年11月初旬の週末に開催されているロンドン近郊の人気イベントをいくつか紹介します。
Alexandra Palace
2023年は11月3日(金)・4日(土)の2日間開催。
かがり火と花火だけでなく、スケートリンク・移動遊園地・オクトーバーフェストなど子供から大人まで楽しめます。
Wimbledon Park
2023年は11月4日(土)・5日(日)の2日間開催。
屋台の食事と音楽に合わせて打ち上がる花火を楽しむことができます。
Battersea Park
2023年は11月4日(土)・5日(日)の2日間開催。
土曜日は伝統的なかがり火と花火の両方を楽しめます。
日曜日はより家族向けの内容で早めに花火の打ち上げがあり、その前には子供向けのショーもあります。
Ealing Cricket Club
2023年は11月4日(土)の1日間開催。
屋台の食事と音楽に合わせて打ち上がる花火を楽しむことができます。
Chiswick Park
2022年は開催されていましたが、今年の開催はないようです。
さいごに
開催日や花火の打ち上げ時間などはイベントによって異なるので、注意してください。
また、上記大規模な会場だけでなくローカルの公共スペースやパブで開催されているものでも十分盛り上がります。
イギリスの伝統行事を体験したいという方はぜひ、お近くのイベントを調べてみてください。
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