イギリス生活必須:国民保険NHS活用方法

2024-02-10

今週はヒートウェーブで暑い日が続いていましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?私の周りでは寒暖差もあってか、少し体調を崩している人が増えています..。
そこで来る冬に向けて少し気になるイギリスの保険について改めて確認してみたので、簡単にまとめてみました。

NHSとは?

イギリスには、NHS(National Health Service)と呼ばれる国民医療制度があります。
保険料を納めている住民は、NHSの医療機関で原則無料で受診や手術などの医療サービスを受ける事ができます。
この保険料は国民だけでなく、6ヶ月以上イギリスに滞在可能なビザで入国する外国人もビザの申請時にIHS(Immigration Health Surcharge)として支払っているものです。
YMSや留学で来ている方はすでに加入済みの状態となりますので、NHSのサービスを受けることができます。

利用方法

病気や怪我をした場合、まず近所のGPと呼ばれるかかりつけ医の受診をします。
GPでは症状によって処方箋を出してくれたり、専門的な病院を紹介してくれます。
そのため、イギリスに住む方は近所のGPに事前登録をしておく必要があります

GPの登録

NHSのサイトからポストコードで近所のGPを探し、GPのサイト手順に従って登録します。
最寄りのGPがいくつかある場合、私はGoogle mapの評価が高い方を選びました。
GPでの登録が完了すると数日後に登録住所へレターが届くはずです。
ここにNHSのサービスを利用する際に必要なNHSナンバーが記載されているので、確認しましょう。
なお、引っ越しをした場合には新しい最寄りのGPに改めて新規登録を行います。

NHSのサービス

GPでの受診

体の不調があった場合は、精神的な症状も含めて診察の予約ができます。
GPによってはオンラインの受診ができる場所もあります。
受診料は無料で、処方箋を出してもらった場合は自己負担で近くのBootsなどで薬を購入します。

専門病院での治療

GPでの診察で専門病院での治療が必要と判断された場合、紹介状をもらって詳しい検査や治療を受けることができます。
万が一入院となってしまった場合も、治療費や食事の費用は支払う必要がありません。

定期検診・予防接種

一定の条件に当てはまる住民に対し、定期検診や予防接種のお知らせが届くことがあります。
コロナのワクチン接種もNHSから予約案内が届きました。

注意点

NHSのサービスを利用する際によく聞く問題が、GPの予約の取りづらさです。
無料のがゆえに、慢性的なスタッフ不足で当日の予約は難しいことが多いです。
また歯科治療の費用は対象外なので、注意してください。

緊急を要する場合は、A&E (Accident & Emergency)と呼ばれる救急外来に直接行くことをおすすめします。
また、すぐに診察を受けるべきか相談したい場合は電話で24時間医療アドバイスを受けることもできるので活用してみてください。

救急車:999
Police?Fire Brigade?Ambulance?と聞かれるので、Ambulanceと答えて住所と状況を伝えます。

医療アドバイス:111
症状を伝えて緊急性がある場合は救急車の手配までしてくれます。

いかがでしたか?

できるだけ利用しなくて良いように健康的な生活を意識してはいますが、季節の変わり目はどうしても体調を崩してしまうこともあるかと思います。
イギリスに来たばかりの方は、住所が決まったら念のため早めにGP登録をしておくようにしましょう。

では!

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Posted by mcot