ロンドン|バンクシー作品を巡る-2024年版
ロンドン観光の目的として、バンクシー作品を楽しみにしている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、ロンドン市内で現在も見ることが出来る作品を紹介します。
バンクシーとは
バンクシーは、正体不明のストリートアーティストです。
正確な出生地や身元は公表されていませんが、作品のスタイルやテーマなどからイギリス出身であると考えられています。
バンクシーは匿名を保ちながら、世界中の都市に風刺的で社会的なメッセージを含んだアートワークを残してきました。
その作品の数々はただの絵ではなく、見る人の思考を刺激して考えさせる力があります。
彼は世界的に有名なストリートアーティストの一人ですが、その作品が長く残るとは限りません。
ロンドンでは年月を経て多くの作品が塗り替えられ、現在は見ることができなくなってしまいました。
そんな中でも、今もなおロンドンに点在する彼の作品を紹介します。
ロンドンのバンクシー作品
2024年8月の新作
Ibex
Kewに描かれた柱の上から落ちそうになっているヤギは、8月に公開された9つの作品うち最初の作品です。
Elephants
Ibexの翌日、チェルシーの家の壁には2匹のゾウが描かれました。
2つの窓越しに会話を楽しんでいるようです。
Three monkey
3作目の作品はショーディッチにあるOvergroundの橋に描かれました。
3匹の猿が都会のジャングルを移動している様子です。
Pelicans
5作目の作品はウォルサムストウのペリカンです。(4作目はペッカムのオオカミでしたがすぐに盗まれてしまいました)
Bonner’s Fish Barの看板の魚をペリカンが美味しそうに食べています。
Rhino
8作目はチャールトンの日産車を活用したサイのアートです。
6作目の猫と7作目のピラニアはすぐになくなってしまいましたが、このサイは頑丈な壁に描かれたため今も無事に残っています。
Gorilla
連日公開の最後の作品となった9作目は、ロンドン動物園のシャッターに描かれたゴリラでした。
入口で公開された動物園の動物たちを逃がすゴリラのアートは、その後オリジナルは園内に移動され今はレプリカ設置されているようです。
これまでの作品(‐2024年8月以前)
Tree
Finsbury ParkのHornsey Roadにあるこの作品は、バンクシーが木の後ろに緑のペイントを吹き付けました。
春が永遠に続くようなイメージを表現しています。
Rat
ロンドンブリッジの高架下には、バンクシーが数多く残したネズミのうちの一匹が描かれています。
彼の作品の中では、このようなネズミが時折彼の使者のような存在となっています。
‘You Lose’ rat
Cannon Street Railの下を走るこの辺りにある、標識を持つこのラットは、「You Lose」と伝えています。
これは、この作品を消したがっている堅苦しい人たちへのメッセージと考えられています。
‘Always Fail’ rat
ロンドンのMount Pleasant Mail Centreの外にあるこのラットは、Royal Mailの愛称への言及であると言われています。
このネズミは、友人の誕生日カードが遅れたときのバンクシーのイライラを表しているようです。
Falling shopper
「買い物をしすぎると落下する」というメッセージを込めた壁画です。
この作品は路上から手の届かない場所にあることから、今も無事に残っています。
The Royal Family
ブラーの2003年のシングル「Crazy Beat」のジャケットに使用された作品です。
2009年に塗りつぶされかけたのですが、地元の人々の抗議により残っています。
‘My Tap’s Been Phoned’
蛇口のそばに描かれたこの作品は、通信盗聴スキャンダルを風刺したものです。
さいごに
これらは状態の良い一部の作品です。
ロンドンを訪れる機会があれば、ぜひ彼の作品を探してみてください。
思わぬ場所に名作が隠れているかもしれません!
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