イギリス|はじめての海外就活。仕事探しのポイント

この記事では、イギリスでの仕事探しについて紹介します。
これから就職活動をはじめる方の参考になれば嬉しいです。

イミグレーションルールの現状(2024年2年現在)

いきなりですが、2024年度はイミグレーションルールの大幅な変更がメディアでも話題になりました。
YMSビザを既に申請している方や検討している方は、今年から応募枠が4倍に増えて渡英のチャンスが広がったかと思います。
しかし反対にその他の就労ビザ(Skilled workerビザ/配偶者ビザ)に関してはルールが厳しくなり、移民増加を抑えるための動きが進められています。

YMSビザの変更点

応募人数 2024.2.1 〜1,500人→6,000人
移民医療付加金(IHS) 2024.2.6 〜£940→£1,552 /per year

Skilled workerビザの変更点

移民医療付加金(IHS) 2024.2.6 〜£624→£1,035/per year
最低年収基準額 2024.4.4 〜£26,200→£38,700/per year

配偶者ビザの変更点

最低年収基準額 2024.4.11 〜£18,600→ £29,000/per year
最低年収基準額 2025(仮) £29,000→  £38,700/per year

最低年収基準額の増額は一見労働者にとって喜ばしいことですが、企業側が移民の雇用にそこまでの金額を出せない場合はビザ取得のハードルが上がってしまうという影響があります。
自身のスキルが増額後の最低収入に見合うのかが試される、求職者にとっては厳しい状況となります。

仕事探しのコツ

様々な状況の変化はありますが、仕事探しをスムーズに進めるうえでは事前準備が大切です。
あとから後悔しないためにも、まずは下記の項目を整理してみると良いかと思います。

目的を明確にする

まずは、仕事探しの目的を明確にしましょう。
どの都市や職種に興味があるのか、どのような働き方(出社?在宅?パートタイム?)をしたいのかを具体的にします。

労働市場を調べる

冒頭でも少し触れていますが、労働市場やビザの規制について理解しておくことも大切です。
イギリスでは頻繁に労働法や移民法が改正される事も珍しくないので、最新の状況を調べておきましょう。

履歴書とカバーレターを準備する

日本の転職活動と同様ですが、まずはいつでも応募ができるように履歴書を準備しましょう。
CVと呼ばれる履歴書に、カバーレターと呼ばれる挨拶状を添えるのが一般的です。

言語力を向上させる

渡英までにまだ時間がある場合は、言語の学習やスキルの向上に努めましょう。
現地の言語を話せることは、大きなアドバンテージとなります。
私が日本で行っていた英語学習の方法は、また別の記事で紹介したいと思います。

仕事探しの方法

ここからは、実際に私自身や周りの方が仕事を探した方法を紹介します。
目的によってそれぞれのサービスを使い分けていただくのが良いと思います。

日系企業で働きたい or 英語力にあまり自信がない場合

これまで日本でのキャリアはあっても、英語を使って仕事をしたことがないという方は多いと思います。
そんな方は、日本人であることを活かした仕事を見つけやすい以下の日本語対応のエージェントでお仕事を獲得しています。

これらのエージェントは日本からも登録が可能です。
登録をしたら、オンライン面接で英語力や希望職種などのヒアリングを行ったあと条件に合う求人が紹介されます。
いくつかのエージェントに登録する場合は、同じ企業への応募が重複しないように注意してください。

こちらは日本人向けの生活情報掲示板ですが、求人情報も確認できます。
パートタイムや短期の案件もあるので、語学学校と仕事を両立させたい方などにも人気です。

現地企業で働きたい場合

現地企業で働きたい場合やSkilled workerビザで2年以上のイギリスでの生活を見据えている方は、グローバル採用に強い以下の求人サイトでお仕事を獲得しています。

これらのサイトは、気になる案件があれば積極的に応募していくのが良いと思います。
企業の規模に関係なく、直接担当者に連絡ができるのでどんどん自分をアピールしていきましょう。

面接の準備

いざ応募した企業へ面接へ行くとなると、とても緊張すると思います。
日系企業であっても英語面接が行われる場合があるので、基本的な質問は答えられるようにしましょう。

とても基本的な流れにはなりますが、BBCのYoutubeではインタビューや入社後の英語を学習することができます。
アニメーションでわかりやすいので、あまり英語力に自身がない方におすすめです。

さいごに

仕事探しは日本でも気苦労が絶えないですが、海外になることで不安も倍増することと思います。
私自身、面接に関しては何社目だとしても毎回緊張していました..。
これからイギリスで就職活動をはじめる方々の努力が、実を結びますように!